UNCOVERED 2008/2009 レビュー
カバー曲を集めたものです。
全6曲あります。
年代は古めでドリームシアターの裏ルーツが分かる出来栄えになっています。
DISC1の流れを汲んでメタル色は若干控えめです。
今回のアルバムはプログレ色が強い。
ドリームシアターの公式アルバムでのカバーは A Change Of Seasons がありますが、ドリームシアターはカバーされる曲はいずれも自分好みの曲が多いので、聴いていて楽しいです。

Dream Theater/Change Of Seasons
Dream Theater/Change Of Seasons
1. Rainbow 〜 Stargazer
言わずとしれた 三大巨頭が集結したRainbow 「Rising」 からの代表曲。
ミドルテンポですが、重厚なリフが心を弾ませる。
ドリームシアターっぽいアレンジもあり、長さを感じさせません。
私は、 「Rising」 では 「A Light In The Black」 が最も好きです。
この曲は生涯最も聴いている曲の一つなので、このカバーをドリームシアターには是非お願いしたいものです。
「Stargazer」 とセットの曲ですし。
RAINBOW RISING(虹を翔る覇者) レビュー

Rainbow/Rainbow Rising - Remaster
Rainbow/Rainbow Rising
2. Queen 〜 Tenement Funster - Flick Of The Wrist - Lily Of The Valley
Quuen 初期の代表作の一つ 「シアー・ハート・ザ・アタック」 からのプログレ色満載の3曲。
私は、Queenのこのアルバムはこの3曲と 「Brighton Rock」「Killer Queen」 がヘビーローテーションでしたが(つまり、最初から5曲)、まさかこの曲がクローズアップされるとは思わなかったです。
ポートノイ自身もそうコメントしています(ライナーノーツ参照)。
「この3曲は昔から好きだったが、みんなその良さを見落としていると感じていた」と。
この曲はQueenの数あるBESTにも入っていない曲だと思いますが、プログレ好きなら間違いなく気に入る名作です。
オーバーダビングが多用されているので、ライブ再現は難しいと思いますが。
このDISCで一番、気合が入っているように思えます。
ラブリエのボーカルも輝いています。
3. Odyssey
THE DIXIE DREGS 「WHAT IF」 から 1978年の曲
ドリームシアターのメンバーと親交が深いそうです。
4. Take Your Fingers From My Hair
ZEBRA 「ZEBRA」 から 1983年の曲
マイナーですが、ポートノイお気に入りのバンド。
「この ZEBRA のデビューアルバムは収録曲全てが力強い」
5. Larks Tongues In Aspic Pt.2
King Crimson 「Larks' Tongues in Aspic」 から 1973年の曲
King Crimsonの傑作アルバムとして名高いです。
6. To Tame A Land
Iron Maiden 「Piece Of Mind」 から 1983年の曲
これも有名です。
私は、 Iron Maiden のアルバムは、 「Seventh Son Of A Seventh Son」 が一番好きです。
次回は、「Seventh Son Of A Seventh Son」でお願いします。

IRON MAIDEN /Seventh Son Of A Seventh Son
今回のドリームシアターの新作
「Black Clouds & Silver Linings」 はDISC2も聴き応えあります

Dream Theater/Black Clouds & Silver Linings (Ltd)
Dream Theater/Black Clouds & Silver Linings (Ltd)