ドリームシアターレビュー おすすめ記事

ドリームシアター 名曲、名盤ランキング
ドリームシアター この一曲

NEW! 「最新アルバム The Astonishing 感想

■最新記事(TOP)へ
■人気blogランキングへ


2007年06月17日

ドリームシアター Systematic Chaos(システマティック・ケイオス) レビュー  全曲解説

今日は、 ドリームシアターの最新アルバム

Systematic chaos 全曲解説

です。

このアルバムも評価が難しい。
Images And Words と比較することは無意味ですが、ルーデス加入後のドリームシアター(第2期ドリームシアター)と比較して聴いてみても、今回はまた違う感じがします。

第3期ドリームシアター 

の誕生です。

今回のアルバムは、商業的な成功も考えているような雰囲気も多々あります。
(おまけのDVD中でポートノイやラブリエもそう明言しています)
ポートノイは、精力的な活動、サイドビジネスにも手を広げていますが、これだけ凄いし苦労してるのだから皆にも聴いて欲しい。

ただ、自然の成り行きには任せないで欲しい。
プロデュースをメンバーが兼任するのであれば、責任を持って見事なコンセプトを持ってアルバムは作って欲しい。
目的、ストーリーを持って仕事を行う。
これは、業種に関係なく必要な考え方です。

Systematic chaos」 は一曲、一曲を聴いてみるといい曲ばかりなのですが、曲順、曲のバランス、アルバムコンセプトに不満があります。

一部、 LTE(Liquid Tension Experiment)  みたいな感じをうけますが…。

LTEとは、 ドリームシアター(マイアングさんは不参加) + キング・クリムゾンのトニー・レヴィン がベースで参加した プログレの究極ユニット として評判が高い集団です。

LTE は2作ありますが、ほぼジャムセッションのように短期間で作られています。
しかし勢いがあり、とても良い(特にLTE2)です。
きちんと筋も通っています。



Liquid Tension Experiment/Liquid Tension Experiment 2


でも、今回は2年ぶりのオリジナルアルバム。
しかも、ロードランナー移籍後初のオリジナルアルバム。
にもかかわらず、練りこみが足りないことは確かでしょう。
全体的に思いつきのアイデアが多い。


1. In The Presence Of Enemies Pt. 1

通称1番目の曲 またの名を「パンプキン・キング」

Systematic chaos の録音は2006年9月20日からだそうです。
何か聴いたことがあると思ったら、パックマンの音?(HAHAHAHAHA)
ファーストインプレションはLTEを発展させたような感じ。
どうせなら、このアルバムは手を広げずにこの路線で一貫して曲や歌詞作りを作っていけば良かったのですが。
In The Presence Of Enemies で最初と最後でアルバム全体を挟んだ意味は未だ分かりません。


2. Forsaken

通称6番目の曲 またの名を「ジェットラグ」

夜吸血鬼に連れて行かれて気づかれないうちに血を吸われているような曲。
ラブリエのボーカルの取り直しシーンが多数収録されています。
ラブリエがちょっと切れ気味。
今作はラブリエのボーカルに変化が感じられたのですが、どうしたんだろう。
ラブリエ髭が生えているし、ちょっと痩せた。
このレコーディングのせいか?
この曲は若干、クラシカル。


3. Constant Motion

通称2番目の曲 またの名を 「コーマは 気まぐれ

スライドインが曲のインパクトを決定づけます。
非常に、へビィでアグレッシブ。
ポートノイ作詞。
ポートノイ自身が、一日24時間やっている事を表しているような曲。
パワー炸裂!
バイオハザード。
本作中、最もイカレテイル曲です。一番、好きな曲です。
やっぱり、ポートノイが主導権を握りましょう。


4. The Dark Eternal Night

通称5番目の曲 またの名を「ナッズ」

さらに、続いてダーク&へビィでアグレッシブ。
怪物の歌。
シャウト!
ドリームシアター中、最もダーティなリフとはメンバーの弁。


5. Repentance

通称7番目の曲 またの名を「フィッシュアイ」

一番の問題作。
この曲で一気にバランスがおかしくなる。
メロウでムーディ。
休憩できるような曲だとぅ?
逆効果。
特に、この 「アルコール依存症改善プログラム」 シリーズ
( 1.「The Glass Prison」、 2.「This Dying Soul」、 3.「The Root Of All Evil」 )
にはふさわしくない。

このシリーズが終了した時に、ライブで全て続けて演奏して欲しかったのに、これでは歴代のキラーチューン達が台無しです。

ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁ。

不満だ。

理由は、とてもメロウだからでしょう。
後半の後悔の念を語る言葉(懺悔に近い)の固まりに私は怒りを感じる。
これは、ポートノイの狙い通りのようですが…。


6. Prophets Of War

通称3番目の曲 またの名を「カーペット・ベイビーズ」

ラブリエさんの反戦歌。
さらに、問題作。
ドリームシアターとして聴かなければ、良作です。
マイアングさんのベースも力強い。
クイーンのような…とは、ポートノイ先生の弁です。
ファンとのコーラスがあります。
参加型。
これも、ドリームシアターでは、今までに無い新たな形式の曲。


7. The Ministry Of Lost Souls

通称4番目の曲 またの名を「シンドラーのリスプ」

溺れている時に命を救われた人の話。
助けた人(彼)が死んでしまって、助かった人(彼女)がその人の代わりに生きていく。
でも、悲しみや葛藤があって、もうこれ以上生きることができない。
最終的には、彼が彼女を天国に連れて行ってしまう。

美しくも悲しい話。


曲調は トレイン・オブ・ソート の 「Endless Sacrifice」 に似ています。
中盤の転調部分はとてもいいです。
これをエンディング曲にすれば良かったと思います。
最初のレビューでも書きましたが、ファーストインプレッションで最も良かった曲。
やっぱり、エンディング曲じゃないでしょうかこれは。


8. In The Presence Of Enemies Pt. 2

通称1番目の曲 またの名を「パンプキン・キング」

善と悪の詩。
最初の転調部とコーラスが最高ですね。(8分あたりから)
パワー&ダークが溢れている。

好きな曲なのですが、最後はちょっと尻すぼみ。
エンディング曲としては?
ダーク・マスター。
ラブリエがここでもねっとり?としたボーカルを聴かせます。



しかし、新作が出るたびに過去のアルバムも良かったと思ってしまいますね。

今回のような実験的であるアルバムでは 「Six Degrees Of Inner Turbulence」 が一番好きです。
 「Six Degrees Of Inner Turbulence」 は、キラーチューンが多い。
The Glass Prison」 「The Great Debate などなど
今でもかなり聴いていますから。
もう、中毒ですよ。
Metropolis Part2」、「Train Of Thought」はアルバム自体が中毒です。
前作でも Octavarium という中毒チューンがありました。
これらは、週に何回か聴かないと手が震えてくる(笑)。
でも、今回はない。

Systematic chaosにはキラーチューンがない。

これは、「Metropolis Part2」を最初に聴いた時と同じ感覚です。

でも、アルバム全体としては、
感動させたいの?
モンスターを多数登場させて何がしたいのか?
善と悪の関係は何?

アルバム全体のストーリーに一貫性が無いです。
ドリームシアターとして聴いてしまうと評価を厳しくしてしまう。


最終結論

名盤になり損ねた名盤。

でもこれが、 ドリームシアターではなく別のバンドだったら、間違いなく名盤です 

しばらく、日本で行われるライブまで聞き込みたいと思います。
次回作が出たときに前作の systematic chaos はとても良かったという評価をしているかも知れませんたらーっ(汗)




Dream Theater/Systematic Chaos (+dvd)(Ltd)(Sped) (HMV)
Dream Theater/Systematic Chaos (Amazon.co.jp)



posted by 夢 at 09:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | Systematic chaos

2007年06月09日

ドリームシアター Systematic Chaos(システマティック・ケイオス) レビュー  限定版DVD考察

今日は ドリームシアターの最新作 

Systematic chaos 限定版DVD

の考察と解説を進めます。

DVDには、詳細なアルバムの曲についてのメンバー(主にポートノイ)考察があります。
これが、結構面白い。

一方、このアルバムの世間の評判はどうでしょうか?
もう、発売から3日立ちましたが、評判は問題作という評価が多いです。
たしかに、聴きにくいものがあります。
曲のバランスも悪い?
ドリームシアターは即効性がないアルバムが多いのですが、今作もかなりその傾向が強いです。
どうも酷評が多いですが、そんなに言うほど悪くはないですけどね。

なお、 Systematic chaos は ロードランナー というレーベルに移籍して、第一作目になります。
前回のレビューで、本作のキーワードは パワー と言いましたが、あながち間違ってはいなかったようです。


「マイク・ポートノイ(dr)」 が気になることを言っています。

前3作はゲームプランのようなものがあったが、今回は何も決めずに挑んだ。(前3作とは以下のアルバムのこと)

5th メトロポリス・パート2 … コンセプトアルバム
7th トレイン・オブ・ソート … 最初から最後まで直球
8th オクタヴァリウム    … ビッグなコンセプトアルバム


システマティック・ケイオス の場合は…

事前に方向性を考えない。
出来たものをそのまま使う。
自然の成り行きに任せた!
決めていたのは1つだけ。

キレがよくてアグレッシブでモダン

でないといけない。


今回は、アグレッシブで大胆なものにしたかった。
トレイン・オブ・ソート にはそれがあった。
だが、今回は トレイン・オブ・ソート よりも多様性があって、プログレもあればバラードもある。
クール。
どろどろし過ぎず、プログレし過ぎない。

常に攻撃性と パワー が含まれている。

ドリームシアター は常にコントロールされた混乱を意味している。
あるレベルではクレイジーとしか表現できないような音楽。
いつも整理されていて正確だけど同時に抽象的。

かなり、自由奔放に作成された印象があります。
モダンでないといけないというのはどうなのでしょうか?
コンセプトアルバムではないですね。

実験的なことは確かですが、

3曲目 「Constant Motion
4曲目 「The Dark Eternal Night


などは、今までに無いパワーあふれる傑作です。

8曲目 「In The Presence Of Enemies Pt. 2

も、 パワープログレメタル として新たな扉が開かれています。
私は、結構好きですけどね。


「ジョン・ペトルーシ(g)」

歌詞を全部見直した。
アルバムタイトルになるような面白いフレーズを書き留めた。
そのプロセスで「ケイオス」「きちんとした混乱の中のランダムな考え」が上がった。
そして、「ケイオス」の反対の言葉で、「システマティック」という言葉が浮かんだ。
特に曲の最初は、

常にSystematic Chaos!


「ジェイムス・ラブリエ(vo)」

1曲だけで方向性を要約したりアルバム全体のサウンドを作っていない。
ドリーム・シアターはずっとそう。
全体が1つの作品になる。


「ジョン・マイアング(b)」

…(無言)
ねぇ、何か言ってください たらーっ(汗)


システマティック・ケイオス」 が、 ハードロック の感じが強いのは狙い通りなのです。


次回は、全曲解説をします。



Dream Theater/Systematic Chaos (+dvd)(Ltd)(Sped) (HMV)
Dream Theater/Systematic Chaos (Amazon.co.jp)



posted by 夢 at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(1) | Systematic chaos

2007年06月06日

ドリームシアター Systematic Chaos(システマティック・ケイオス) レビュー

ついにこの日がやってきました。
2007年6月6日 ドリームシアター待望の最新作アルバム

Systematic Chaos

の発売です。


ドリームシアター脳」 という言葉があります。
ドリームシアターを聞くには、この 「ドリームシアター脳」 に切り替えなければ、曲展開についてこれないのです。

最新作 「Systematic Chaos」 のキーワードは

パワー

今までに無いしっかりとした力強さを感じます。

今回は、蟻がジャケットにいます。
通常版だと蟻が10匹います。
あと、左上にアザラシ?が見えます。



Dream Theater/Systematic Chaos


9枚目のオリジナルアルバム 全8曲
 
作詞
ペトルーシ 5曲
ポートノイ 2曲
ラブリエ  1曲  お得意の反戦歌

作曲
ドリームシアター 全曲

全8曲 78分44秒


In The Presence Of Enemies Pt.1

最初に聴いたときは、何か変な曲だと思いました。
ちょっと、私が求めているものと違ったので。
しかし、アルバム全てを聴いてから、リピートでまた最初からこの曲を聴いて見ると…。
なんていい曲なんだ。

これが、ドリームシアターの魔力!


Constant Motion

The Dark Eternal Night


この2曲はセットです。
誰が何といおうとセットです。
Train Of Thought」 要素も満載です。
カオス空間を音で表現する とこんな感じでしょう。
素晴らしい!
正に、 Systematic Chaos !


Repentance

今回は5曲目にもって来ました。

アルコール依存症改善プログラム」第4弾。

いきなり This Dying Soul
でも、バラード系。
前回、「Octavarium」レビューでの予想通り回復に向かってしまいました。
このシリーズはもっとアグレッシブに行かないと!

8、後悔〜リグレット〜
鏡を見ることも出来ないほど、精神衰弱状態だった主人公は回復しました。
「こんにちは、鏡、しばらくだったね」

9、回復
インストです。

今回は小休止。
次はリバウンドか?待望のカオス空間か?


The Ministry Of Lost Souls

あの、名曲 「Octavarium」 を彷彿とさせる良曲
ファーストインプレッションで最も良かった曲です。


In The Presence Of Enemies Pt.2

お待たせしました。
最後にして、きたきたきた!
これだよ。
今までのドリームシアターにはなかったタイプの強力なパワープログレメタル。

やつらを探す
必要は無い
なぜなら俺は…


ちなみに限定版のジャケットには蟻が9匹います。
限定版こそが9枚目のドリームシアターオリジナルアルバム なのです。

ちなみに、発売週は、

アマゾンで、CD売上ランキング9位。

で9揃い。

さすが ドリームシアター です。




Dream Theater/Systematic Chaos (+dvd)(Ltd)(Sped) (HMV)
Dream Theater/Systematic Chaos (Amazon.co.jp)



posted by 夢 at 21:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | Systematic chaos

第一期(1989年〜1998年) ドリームシアターレビュー 目次

「1st When Dream And Day Unite レビュー
「2nd Images And Words レビュー
「3rd Awake レビュー
「ミニアルバム A Change Of Seasons レビュー
「4th Falling Into Infinity レビュー

第二期(1999年〜2006年) ドリームシアターレビュー 目次

「5th メトロポリス・パート2(Metropolis Part2 : Scenes From A Memory) レビュー
「6th Six Degrees Of Inner Turbulence レビュー
「7th Train Of Thought レビュー
「8th Octavarium(オクタヴァリウム) レビュー
メトロポリス2000 レビュー
「ライブDVD SCORE(スコア) レビュー


■最新記事(TOP)へ
■人気blogランキングへ