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2007年02月18日

Octavarium (Dream Theater − ドリームシアター)



メンバーも認めるドリームシアターの歴史に残る名曲が入っています。

現段階(2007年2月)で、オリジナル最新版です。

「Octavarium(オクタヴァリウム)」

8thアルバムです。そのため、8曲入っています。
Octavarium(オクタヴァリウム)とは造語です。

octa : ギリシャ語で8を表します。
various : 様々な  
-ium : 名詞語尾、金属元素名の語尾

「8つの様々なもの」

という題名です。
ジャケットは8つの金属ボールが振り子状になっています。
このジャケットはかなり好きです。
これは、オリジナルアルバム8枚のことを表しています。
今作で、第二期ドリームシアターは区切りがついたと見るべきでしょう。

それは、ドリームシアターのライブDVD「SCORE」のレビューでも言及しましたが、「Octavarium」の最後を「The Root Of All Evil」と繋げてしまうことで、今まで続けてきたアルバム間のつながりをここで断ち切ってしまったことからも分かります。
ライブDVD SCORE(スコア) レビュー


トータル75分45秒
いつも通り、密度が濃いです。
曲もバラエティ色豊かです。
実はこれも、コンセプトアルバムです。
このアルバムのコンセプトが「様々な」ですから、まとまりがないアルバムになっているように見えるだけなのです。

これは、狙って作っているのです。(と、思いたい。)


では、曲(歌詞)レビュー

「The Root Of All Evil」

前作、「In The Name Of God」 の余韻から続きます。

ドリームシアターのキラーチューン「The Glass Prison」「This Dying Soul」(アルコール依存症改善プログラム)に続くシリーズ第3弾。

6、レディ(準備)
曲的には、前2作と比べるとインパクトにかけます。
このシリーズはもっとアグレッシブに行かないと。
最初のリフは「This Dying Soul」ですね。
そこから繋げて曲作りしています。

「覚悟はできている」

前作の歌詞で治療始まったはずですが、また、準備してますね。
人間は変化に抵抗するものですから、仕方ないのかもしれません。

7、リムーブ(再始動、取り除く)
「この鎖を外すのを手伝ってくれ。
身体が壊れていくのがわかる。
僕の全てを取り除いてくれ。
そして、また一日に立ち向かえる強さを僕にくれ。
覚悟はできている。
僕のところへ来て、僕を連れて行ってくれ。」

歌詞は、シリーズ屈指の良さがあります。
最後の展開は曲と歌詞があっています。

でも、曲が8分しかありません。シリーズ最短です。
何か物足りない。
これからの歌詞は改善とかになっていくはずなので、曲調も穏やかなものになって行きそうです。
攻撃性を戻すには、治療が失敗しリバウンドでパニック状態にさせる展開に持っていくべきでしょう。
なんか、このままドリームシアターの攻撃性がこのままなくなっていくのは悲しいものがあるので、次回は、ハッピーエンドではなく、無限のカオス空間に迷い込む展開を望みます。

ただし、曲の最後には、
ビル・ウィルソンとその友人に捧げる
と書いてあるので、その展開(バッドエンド)にはなかなかもっていけないと思いますが…。


「The Answer Lies Within」

この曲、展開と歌詞が「The Root Of All Evil」と繋がっています。
アルコール依存症改善プログラム第4弾としてもおかしくはないです。
こういうところも、何か違和感を感じてしまいます。

と言うことなので、切り離してこの曲を聴きましょう。
バラードです。
最近のライブでも好んで演奏しています。
ドリームシアターのバラードは良曲が多いのですが、これもそうですね。

ただ、「Train Of Thought」の次にこのような曲を発表されたので、最初は頭がついていきませんでした。

「These Walls」
「I Walk Beside You」


ややポップ調です。あまり…。


さあ、これからが、ドリームシアターの真骨頂

「Panic Attack」

「Never Enough」

「Sacrificed Sons」


Panic Attack」から、ドリームシアターらしさが出てきます。
上記3曲は続けて聴きましょう。

ドリームシアターは、ほとんどの歌詞を、ポートノイペトルーシが書いてますが、「Sacrificed Sons」はラブリエが作詞しています。
そのため、この曲はラブリエが熱唱します。
これは、あの忌まわしい9月11日のテロ事件をテーマにしたもののようです。

なお、私はポートノイの歌詞が好きです。
前述の「The Glass Prison」シリーズもポートノイです。


「Octavarium」

Octavarium」のキラーチューンといったら、やっぱり表題作の「Octavarium」になるでしょう。

24分ジャストの大作です。
メンバー(ポートノイ、ペトルーシ、ルーデス)が自ら語る

「ドリームシアター最大の傑作」

そういう観点をもって、聴きましょう。
特に、「フルサークル」からの展開は別の世界に引き込まれます。
ちなみに私は、「Octavarium 中毒症」 にかかっています。
この病気にかかると、一定期間ごとに 「Octavarium」 を聴かないと落ち着かなくなります。
そういう曲がドリームシアターには多いです。

Octavarium」の曲解説は ライブDVD「SCORE」 でしているのでそちらも参考にどうぞ。

いろいろな物議をかもし出したドリームシアターの最新作CDですが、やっぱり傑作でしょう。


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2006年12月09日

Train Of Thought (Dream Theater − ドリームシアター)

ドリームシアターの超名盤。超名作。超傑作!!!

「Train Of Thought」

ドリームシアター の7th アルバムです。
通算7枚目なので、7曲入っています。
タイトルの 「トレイン・オブ・ソート」 とは、「つらつらと考え事をする」と言う意味になります。
歌詞と曲、雰囲気、ジャケットまでも暗黒色で統一されています。
これまでのアルバムと違い1曲1曲に繋がりはなくつらつらと考えさせられるものが多いです。
わざとそうしている感じもあります。

メタリカへのトリビュートアルバムでしょう。
全体的な雰囲気が、メタリカ の

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に似ています。
This Dying Soul」では「Blackend」 のリフが導入されていることでも話題になりました。

「As I am」
前作「Six Degrees Of Inner Turbulence のグランドフィナーレ」の余韻から始まります。
最初からダークです。
ヘビーです。
前作の流れからいくと、1曲目は「This Dying Soul」がくるべきなのですが、あえて「As I am」を持ってきました。
これで、このアルバムの方向性が決定しましたね。

「This Dying Soul」

前作のキラーチューン「The Glass Prison」(アルコール依存症改善プログラム)続編。
このアルバム中最も好きな曲です。

The Glass Prison」については「Six Degrees Of Inner Turbulence」のレビューを参考に願います。

4、リフレクションズ・オブ・リアリティ (リビジテッド) (現実への影響 再考)
ポートノイの強烈なツーバスから始まります。
前作を思わせるリフなど、「The Glass Prison」と続けて聴くと大変良いです。

「治療前に、今まで生きてきた人生について再考する(現状把握)」

5、リリース(解放・救出)
メタリカの「Blackend」が聴けます。
後半のペトルーシの早弾き、マイアングのベースは伝説に残ります。

「リリースが始まる。が、一人ではこの監獄からは出られない」

治療が始まりましたが、主人公はまだまだ監獄(Glass Prison)からは出られそうにないです。
この監獄はGlass(ガラス)なのにね。
外が見えるだけに、実は大変厄介なのです。
狂気と現実は表裏一体。

「Endless Sacrifice」
後半は最初の展開からは想像できない最高の展開に発展します。
今聴くと、 「Octavarium」 のプロトタイプと言ってもいいような気がします。


「Honor Thy Father」

実は、このアルバムで2番目に好きな曲。
これぞ、 プログレッシブメタル
歌詞は大変ネガティブです。
汝の父を敬え
わざわざThyを使っているなど、タイトルは皮肉でしょうか?

5分当たりからの展開は私のツボです。


それとも、アメリカ合衆国のイタリア系犯罪組織コーサ・ノストラの幹部で、ニューヨークの五大ファミリーのひとつボナンノ一家の創設者

「ジョゼフ・ボナンノ」

をテーマにしたゲイ・タリーズの著作 『Honor Thy Father(汝の父を敬え)』 と関係があるのでしょうか?

非常にダークです。

ドリームシアターの奏でる プログレッシブメタル のダーク進化系の曲です。
プログレッシブメタル というジャンルは ドリームシアター のためだけのジャンルと言っても過言ではないでしょう。


「Vacant」
小休止。オーケストラ曲。
そのためライブDVD「Score」にも入っています。

「Stream Of Consciousness」
超絶テクニック応酬のインスト曲。
世界でも屈指のボーカリストのラブリエを使わないという点でも大変贅沢です。


「In The Name Of God」

壮大な歌詞と曲です。
エンディングにふさわしい壮大な曲です。
多くを語る必要もありません。

この曲の余韻は、 8th「Octavarium」 の 「The Root Of Evil」 に続きます。

このアルバムは演奏テクニックのコンセプトアルバムです。
ヘビーに。自らがとことん好きなように。
ドリームシアターは過去の作品(特に 「Images And Words」 )と比較してはいけません。

ドリームシアターは世界屈指の プログレッシブメタル (progressive 進化的な)バンドです。
進化を前提としたサプライズを楽しみましょう。
それに見合うだけのアルバムです。

Train Of Thought」 を聴いていると脳内快楽物質「ドーパミン」が出まくります。
私は大好きです。
ドリームシアター中で、1,2位を争うほど好きなアルバムです。

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2006年11月26日

Six Degrees Of Inner Turbulence (Dream Theater − ドリームシアター)

お気に入りのアルバムです。

世界最大最強テクニカルバンドドリームシアターの6thアルバム

「Six Degrees Of Inner Turbulence

(シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス)」


このアルバムはドリームシアターのオリジナルでは唯一の2枚組アルバムです。

このアルバムといえば…
Disc1 一曲目の

「The Glass Prison」

これだけで、もう買う価値ありです。
重厚なリフと曲展開とスピードは、もう言葉が出てきません。

10分を楽に超える長い曲なのですが、あまりの凄さに聴いていると時が加速します。
(車の中で聴くと、目的地にとても早く着くことができます。)

最初から、光速を超えます。

この曲は、「12のステップからなる」と言われており、

「The Glass Prison」
「This Dying Soul」
「The Root Of All Evil」



と続きます。

これらの曲はドリームシアターを代表する名作ぞろいです。
現在まで、7ステップまで終了してます。

解説には「ビル・ウィルソンとその友人に捧げる」と書いてあります。
ビル・ウィルソンはアルコール依存症の治療法を提唱した人で、

「アルコールの問題は症状に過ぎず、その背後にある性格上の欠点、生き方の問題を解決することが回復の唯一の道」

ということだそうです。
以下は、各ステップの感想。

1、リフレクション(影響)

速く、難しいですね。何ですかこれは。
ギター弾くのを、あきらめた人が多いのではないでしょうか?
「主人公はガラスの監獄に入るのがお気に入り」

2、リストレーション(回復)

ここの展開が実は大好きです。
スラッシュから、ヘビーへ。
「これでは駄目だと自分でも気づいている。葛藤が始まる。」

3、レヴェレーション(啓示)

また、スピードアップ!
「自分だけでは決して開けられなかった、ガラスの監獄が開け放たれる。」

そして、次作「Train of Thought」の「This Dying Soul」 に続きます。

The Great Debate

最近、中毒気味の曲です。
即効性は全くないですが、何回か聴いていると頭から離れない曲になります。
ダークです。
原題は「Conflict At Ground Zero
Sep.11のあの事件後にタイトル変更がされたそうです。
モラルと罪と科学が衝突し、議論します。
こういう曲もあるので油断できません。


Disc2では、表題作の

「Six Degrees Of Inner Turbulence」

8章から構成される42:05の組曲です。

躁うつ病(燃えつき症候群、客観視点)、妄想症、精神分裂症、神経衰弱、解離性同一性障害(多重人格)、躁うつ病
で6人出てきます。

最初のオーケストラ部分(Overture)〜 6人の物語(症例)〜グランドフィナーレで、計8章になります。

全てが究極の素晴らしい曲です。
長いですが、つい続けて全部(42:05)聴いてしまいます。
中でも大好きなのが、

「アバウト・トゥ・クラッシュ(リプライズ)」

最初に出てくる症例の彼女は、いわゆる「燃えつき症候群」です。
でも、リプライズで復活?(もしくは躁状態)します。
そこから「グランドフィナーレ」につながるメロディーラインは何回聴いても鳥肌が立ちます。

”高く上がっても行っても
自分が飛べないことを私は知っている
そして空から落ちてきたとき
誰が立っていてくれるだろう

あなたが立っていてくれるのかしら?”


ドリームシアターは歌詞も素晴らしい!

現代の闇の部分を聴きやすい音楽で感動的に表現する。
超名曲です。
一生聴いても飽きないと思います。

なお、「Six Degrees Of Inner Turbulence」は、発売中のライブDVD「Score(スコア)」でフル演奏されています。
こちらもおすすめです。

このアルバムは、第2期のドリームシアターではあまり評判は良くないようです。
実験的アルバムとも言われています。
確かにDISC1は、「The Glass Prison」以外、即効性が不足気味です。

しかし、この実験の成果・手法は確実に
「トレイン・オブ・ソート」「オクタヴァリウム」
で生きてきます。

私も当初、このアルバムはあまり聴いてなかったんですが、聴き直していたらとてつもなくはまりました。
一回聴いただけでは分からない、ドリームシアター
底力を感じます。

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2006年11月25日

メトロポリス・パート2 (ドリームシアター Dream Theater - Metropolis Part2 : Scenes From A Memory)



ドリームシアターといったら、2nd 「Images & Words」か 5thである

「Metropolis Part2 : Scenes From A Memory」

(メトロポリス・パート2)


でしょう。

個人的には、圧倒的に「メトロポリス・パート2(Metropolis Part2 : Scenes From A Memory)」です。

第二期ドリームシアターの記念すべき1作目です。
このアルバムから自由な作風に磨きがかかり、現在に至っています。
ドリームシアターといえば、長い曲というのが有名ですが、このアルバムはコンセプトアルバムなので、全てつながっています。
長いです。

全部で

77分7秒

あります。
聴くときは、最後まで77分7秒を通して全部聴くのがお勧めです。


メトロポリス・パート2でのストーリーあらすじは以下のとおりです。
ドリームシアター歌詞も良いです)

最初に、催眠療法士が出てきます。
怖い夢
その原因を探り、真実を追究する。これがこのCDでの表のテーマです。

日本版の解説にも書いてありますが、主人公「ニコラス」は、
「ヴィクトリア」という少女の生まれ変わりです。

「スリーパー」と「ミラクル」は兄弟です。アルバム「Images & Words」の「Metropolis」に登場しています。

実は、二人とも「ヴィクトリア」が好きです。
これを理解したうえで、歌詞を解読していくとストーリーが若干見えてきます。

お気に入りの曲は

Regression
Overture 1928
Strange Deja Vu
Through My Words
Fatal Tragedy
Beyond This Life
Through Her Eyes
Home
The Dance Of Eternity
One Last Time
The Sprit Carries On
Finally Free

全12曲。
…全部好きです。


曲的に好きなのが、

「Fatal Tragedy」
「The Dance Of Eternity」
「Finally Free」

の3曲です。

「Fatal Tragedy」

は、後半にとんでもなく異常な盛り上がりを見せる曲です。人間技ではありません。
ライブ盤では、なんと、あのぺトルーシが音を外しています。
後半のこれでもかこれでもかという音の洪水は、聴くものを別の世界に誘います。
始まりから終わりまで死角はありません。完璧です。
ドリームシアターでこの曲を聴けと言われれば、これをまず薦めます。

「The Dance Of Eternity」

インストゥルメンタルです。
これは、ドリームシアターのDVDメトロポリス2000」で、マイアングのベースを見てください。衝撃です。

「Finally Free」

本当の自由、Finally Free(最後の自由)は何なんでしょうか?
このアルバムは ”輪廻転生” がテーマです。
でも、死んでも生まれ変わって一緒になろうね。
的な甘いものではありません。

ネタばれになるので、反転させます。↓

どちらかというと”業(カルマ)”ですね。
手塚治虫の「火の鳥」猿田彦を思い出しました。
本当の(最後の)自由なんてないです。
死は自由ではありません。


なお、感想は主観です。私はそう感じました。


全貌はCDの曲(歌詞)を聴いただけでは分かりません。

DVDに回答があります。

ドリームシアターの音楽DVD「メトロポリス2000」
中の「Dance of Eternity」で彼等の演奏技術を見て、ぶっ飛んでください。

そして…
「Finally Free」
果たして、結末は?


■ 「ドリームシアター」のCD、DVD

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第一期(1989年〜1998年) ドリームシアターレビュー 目次

「1st When Dream And Day Unite レビュー
「2nd Images And Words レビュー
「3rd Awake レビュー
「ミニアルバム A Change Of Seasons レビュー
「4th Falling Into Infinity レビュー

第二期(1999年〜2006年) ドリームシアターレビュー 目次

「5th メトロポリス・パート2(Metropolis Part2 : Scenes From A Memory) レビュー
「6th Six Degrees Of Inner Turbulence レビュー
「7th Train Of Thought レビュー
「8th Octavarium(オクタヴァリウム) レビュー
メトロポリス2000 レビュー
「ライブDVD SCORE(スコア) レビュー


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