このアルバムは方向性が分かりません。
「Falling Into Infinity」
いろいろやりすぎて、まるで別のバンドのようです。
一枚一枚でこうも色が変わるバンドはそうそうないです。
ドリームシアターはメンバーが替わると、音の方向性もガラっと変化するという一面があります。
今作「Falling Into Infinity」では、屈指のキーボード、メロディーメーカー「ケヴィン・ムーア」が脱退して、「デレク・シェリニアン」に変わっています。
でも、一曲、一曲をよく聴いてみると良い曲もあります。
「New Millennium」
オープニング曲。
これは良いです。
この曲を聴いて新ドリームシアターにかなり期待しました。
ドリームシアターらしい怪しいおかしさも随所に出ています。
ぽわーん(笑)。とか。
「You Not Me」
相変わらずの転調に聴きやすいメロディが挿入されています。
でも、ちょっと…?
「Hollow Years」
ドリームシアターのバラード曲では、間違いなくNo.1です。
私は「Another day」よりも好きです。
ものすごい哀愁を感じます。
「Just Let Me Breathe」
ロックンロールです。
のりのりで、ドリームシアターの曲とはとても考えられないのですが、いい曲です。
なぜか、メガデス を思い出しました。
このアルバムは、製作直前にバンド内でメンバーの子供の誕生や、身内の不幸が相次ぎ、その「感情のローラーコースター」(当時のメンバーのコメント)が音楽性に影響を与えたと言われている作品だけあって、曲の出来にバラツキがあり…
何度聴いても良く分からない。
しかし、
この後、ポートノイとペトルーシ率いる限定ユニット「Liquid Tension Experiment」で一緒にジャムった、ジョーダン・ルーデスが新しいキーボードとなり、歴史的名盤のコンセプトアルバム「メトロポリス・パート2」の発売に至りました。
この「The Wizard of Keyboard」 (キーボードの魔術師) ジョーダン・ルーデス (key)が入ってからは、かなりバンドとして落ち着いたと思います。
これは、ジョーダン・ルーデスが最年長ということもあるでしょう。
ドリームシアターはどうも4枚毎に進化する周期を持っているようです。
「Octavarium」 も 第二期ドリームシアター の中では4枚目(通算8枚目)になりますが、最もまとまりのないアルバムです。
但し、タイトル曲 「Octavarium」 は過去最高の出来と言ってもいいくらいのお気に入りですが…。
そういう経緯を考えると、ドリームシアターの9枚目のオリジナルアルバムは、メトロポリスパート2に匹敵する歴史的コンセプトアルバムになるのでしょうか?
■「New Millennium」「Hollow Years」は名作です。
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