The Count Of Tuscany
だと思います。
この曲はファーストインプレッションも良く、自分で書いた発売当日(6/23)のアルバムレビューでも、 The Count Of Tuscany が良いと書いていました。
この結論は今でも変わることはありません。
最初に聞いたときは、攻撃的なリフが印象的(3:20〜)で、ボーカルの入り方も好き(4:22〜)でした。
何かが今から始まる的な感じがたまらない。
そして、悶絶の微妙な転調(7:07)。
もう、一回目を聴いた時から虜だったのです。
この攻撃的なリフ、邪悪なラップを聴いて、ある人に 「暴力的」 とまで言わせたこの前半〜中盤部。
しかし、中盤〜後半にかけていきなり3分にも及ぶ長く、眠くなるインストが(11:00〜)。
この展開は、あの 「Octavarium」 の逆パターン。
The Count Of Tuscany は Octavarium と 対をなす
主人公は突然、死を恐れ始めたようだ。
しかし、この 「安穏とした生活」 が終わる頃、物語の終息に向かってまた新たなメロディが流れ始める(14:17〜)。
これが、終わりなのか?
これが、俺の死に方なのか?
ここで孤独と向き合って誰も傍らにいない
これがまた、今までのドリームシアターには無い感じでノスタルジックです。
感覚的にいいと思わせる箇所が随所に見られるところが、この曲の特徴です。
歌詞は、ジョン・ぺトルーシ。
心の内面を歌ったものではなくジョンが聞いた体験談をストーリー仕立てにしたものです。
ワインの樽がたくさんあるが、この中のどれかには逃げ遅れた兵士が白骨化されて、今でも入っているらしい。
確かめるには一口飲んでみればいい。
レアなビンテージものだ。
最高級のワインは年月とともに旨くなる。
歌詞はこう解釈すると結構怖いのではないでしょうか?
主人公が中盤から後半に長い安定を求めるのも分かるような気がします。
恐怖体験は復活に時間がかかる。
ちょっと待て
そんな事はありえない
混乱しているだけだ
俺はそんなものじゃない
これぞ、ドリームシアターにしか作ることができない名曲。
P.S.
ねぇ。
トスカーナの伯爵 (The Count Of Tuscany)
世の中に、私のこの解釈が正しいことを話してくださいよ (19:16)。

Dream Theater/Black Clouds & Silver Linings (Ltd)
Dream Theater/Black Clouds & Silver Linings (Ltd)