今回は、移籍後2作目となります。
2作続けて駄目だと思ったら、ファンは離れて行くと思います。
「Systematic Chaos」
「GREATEST HIT」
「ケイオス・イン・モーション(DVD)」
正直にいうと、 「ロードランナー」 に移籍してからのドリームシアターは今までに比べると駄作が多かった。
Systematic Chaos には、キラータイトルはないし、 GREATEST HIT なんか、選曲が悪いので一度しか聴いていない。
ライブDVD のケイオス・イン・モーションは、映像は汚いし、構成も甘い。
一体どうしちゃったんだろう?
Black Clouds & Silver Linings
この ドリームシアターの新作 が駄作ならこのブログも閉鎖しようと思っていたところでした。
しかし、違う。
ジャケットからして、違う。
気合が違う。
今作は、とてもいいです。
まだ、10回くらいしか聴いていませんが、まだ飽きない。
一曲10分以上が普通というこのアルバム。
その長さを全く感じることがない。
ドリームシアターの名盤がまた一つ誕生しました。
久しぶりです。
ドリームシアターのアルバムを褒めるのは。
良かった。
本当に良かった。
<Black Clouds & Silver Linings 全曲解説>
A Nightmare To Remember 16:11
最初から16分の大作。
冒頭から交通事故に遭うシーンが聴きどころ。
救急車のサイレンがいい味を出している。
展開が激しく、時間を感じさせない。
ジョン・ぺトルーシが幼少時代に遭った交通事故がテーマ。
結婚式の帰りに交通事故に遭い、病院で目が覚める。
夢は夢でも、
記憶に残る悪夢(A Nightmare To Remember)
A Rite Of Passage 8:36
PVも製作されたリードトラック。
ジョンの作詞
フリーメイソンと秘密結社の話だそうです。
サビが特徴。
Wither 5:26
バラード。
なんか聴いたことあるメロディ。
エアロスミスみたいです。
これはいまいち。
The Shattered Fortress 12:49
「Six Degrees Of Inner Turbulence」 の 「The Glass Prison」から続く、アルコール依存症改善プログラムの最終章。
5枚のアルバムに渡って続けられた組曲で、ドリームシアターの1,2を争う名曲(The Glass Prison、This Dying Soul) が揃っているので今回も楽しみにしていました。
でも、これは評価に困った。
今までの曲のアレンジ+総集編になってしまっている。
いや、これはこれでいいのですが。
10.抑制
11.容認
12.責任感
これで、12のステップは終了。
最後にポートノイはこう言っている。
俺には責任がある。
誰でも、何処でも
助けを求めて手を差し出した時
俺の手がそこにあるようにしたい。
最後は、 The Glass Prison → The Root Of All Evil
これで、戻ることのない輪廻は全て終結した。
The Best Of Times 13:09
ポートノイ作詞
第一印象は Rush ?
でした。
なかなか、今までのドリームシアターではなかった展開です。
ポップで聴きやすいバラードになっています。
感動的な展開とメロディーを持っています。
最近のドリームシアターに欠けていたものが戻ってきました。
凄くいいです。
最愛の父親が癌で闘病生活を送っていた時に作った詩。
ドリームシアターの名付け親でもあるポートノイの父親。
その父親が死ぬ前にこの曲は完成し、生前、そして葬儀中にもこの曲は流れたという。
そんな思い出と共に流れる感動的なメロディラインは、他のバラードの追随を許しません。
ドリームシアターのバラード中で1,2を争う名曲です。
ハワード・ポートノイ を心から追悼して。
(1940-2009)享年69歳
The Count Of Tuscany 19:16
Black Clouds & Silver Linings の キラータイトルはこれだ!
19分もあるというのに全く長さを感じない。
これがドリームシアターの底力。
静と動のバランスが秀逸。
これも今までのドリームシアターではなかった展開。
また、素晴らしい名曲の誕生です。
全曲(6曲しかないですが…)を通して感じたことは、メロディラインの美しさが戻ってきたということです。
テクニカル + メロディライン この2つを手に入れたドリームシアターは最強でしょう。
復活を待っていた甲斐がありました。
迷走を続けていたドリームシアター。
ついに本作にたどり着いた。
これを聴かずしてドリームシアターの何を語れるか?
Black Clouds & Silver Linings は近年まれに見る傑作です。
ブラック・クラウズ・アンド・シルヴァー・ライニングズ(限定盤)

