今回は、ドリームシアターアルバムについてランキング付けしてみました。
なお、ポートノイが抜けた後の新生ドリームシアターには基本対応していません。
Dream theater アルバムランキング
なお、アルバムタイトルのリンク先は今まで書いたレビュー記事へのリンクです。
左にもカテゴリ毎にまとめてありますので参考にどうぞ。
第11位
「1st When Dream And Day Unite」
デビューアルバムですが、この順位は仕方がないでしょう。
ボーカルがバンドに合っていません。
このジャケットのセンスもあまり…。

Dream Theater/When Dream And Day Unite
Dream Theater/When Dream And Day Unite
第10位
「4th Falling Into Infinity」
音楽の出来がばらばらです。
名曲もあるのですが、こだわりが足りない。
これは、メンバー自身も認めているので、しょうがないでしょう。
売れる曲を作れとレーベルに要求されたそうですが、逆にドリームシアターの個性が殺されてしまっています。

Dream Theater/Falling Into Infinity
Dream Theater/Falling Into Infinity
ここからの順位はあってないようなものです。
単純に影響度と管理人の趣味です。
第9位
「9th Systematic chaos」
ロードランナー移籍後のファーストアルバム
一曲、一曲のクオリティは高いのですが、コンセプトアルバムではないです。
いままでにないパワーもありますが、パワー系のプログレバンドは最近結構多い。
ドリームシアターには、誰にも真似できない世界を構築してもらいたいです。
次回作の期待をこめて、この順位。

Dream Theater/Systematic Chaos
Dream Theater/Systematic Chaos
第8位
「11th Dramatic Turn of Events」 NEW!
マイク・ポートノイ脱退後の新生ドリームシアター、第1作目
まるで別のバンドのように生まれ変わりました。
悪くはないです。
でも良くもないです。
何か聞き流してしまう感じのアルバムです。
毒やインパクトが足りないのでしょう。
そういう点では、マイク・ポートノイの存在は大きかった。
「Breaking All Illusion」 は名曲で輝くものがありますが、ドリームシアターのアルバムとして考えると2ndを超えることはないのでこの順位です。
今考えても2ndの順位は低いような気がしますが、自分の好みからするとどうしてもこの順位になってしまいます。

Dream Theater/Dramatic Turn Of Events (+dvd)(Ltd)(Sped)
Dream Theater/Dramatic Turn Of Events
第7位
「2nd Images And Words」
神をも恐れる順位。
誰もが認める世界的名盤ですが、このアルバムの影響力と呪縛が強すぎるので、あえてこの順位にしました。
はっきり言って、一回聴いただけでは分からないです。
私が、一番最初に聴いたのはこのアルバムですが、当時は、それほどはまりませんでした。
ドリームシアターを紹介すると言って、一番初めに薦められるアルバムではないと思いますが、作りこみがとんでもないです。
理解しやすい曲もありますが、全曲を理解するにはかなりの聴き込みが必要です。
プログレッシブ・ロック向けです。

Dream Theater/Images And Words
Dream Theater/Images And Words
第6位
「8th Octavarium(オクタヴァリウム)」
アルバムのレビューでは、かなり持ち上げましたがこの順位です。
全体を通して聴いてみると、このアルバムはやっぱり何かが違う。
ただ、タイトルチューンの 「Octavarium」 はドリームシアターの曲中でもトップ3に入ります。
また、ジャケットも好きです。
これにはいろいろな意味が隠されています(意味は左記カテゴリ中等のレビュー記事を参照願います)。

Dream Theater/Octavarium
Dream Theater/Octavarium
第5位
「3rd Awake」
第一期ドリームシアターで最もヘビーなアルバム。
「A Mind Beside it self」 の 「Erotomania」
とってもヘビーな後半の 「The Mirror」 〜 「Space Dye Vest」 の流れの全ては聴く者を別の世界に導きます。
このアルバムも、かなりの聴きこみが必要ですが、はまると何回も聴いてしまうほど中毒性が高いです。
第一期ドリームシアターでは、間違いなくNo.1の傑作。

Dream Theater/Awake
Dream Theater/Awake
第4位
「6th Six Degrees Of Inner Turbulence」
DISC2の表題曲 「Six Degrees Of Inner Turbulence」 がとても良いです。
42分もありますが、全く長さを感じません。時の加速を体感することができます。
この曲は完成度がとても高いです。
ライブDVD「SCORE」でも、オーケストラ隊を率いての(完全?)再現もしています。

Dream Theater/Score: 20th Anniversary Worldtour Live With The Octavarium Orchestra
ドリームシアターライブDVD 「SCORE」 レビュー
他にも、説明不要のキラーチューン 「The Glass Prison」
曲が頭から離れない 「The Great Debate」
DISC1は実験的なのですが、何回でも聴いてしまう中毒性が高い曲が存在するのがこのアルバムの怖いところです。

Dream Theater/Six Degrees Of Inner Turbulence
Dream Theater/Six Degrees Of Inner Turbulence
第3位
「10th Black Clouds & Silver Linings」
ドリームシアター2009年の最新作。
まだ、ドリームシアターの実力はこんなものではないと思っていますが、久しぶりに良いアルバムです。
Black Clouds & Silver Linings は大別すると2つに分かれます。
@ 比較的単純な小曲 「A Rite Of Passage」「Wither」
A 曲展開が複雑な10分を超える大作 他4曲
やっぱり、私は大作思考がありまして、ドリームシアターにはAの大作を求めてしまいます。
この大作の中でも、
「The Best Of Times」
「The Count Of Tuscany」
の2曲は格別で最近のドリームシアターではなかった飽きのこない大作&名曲になっています。
特にメロディーライン、展開が秀逸です。
未だにこの2曲はリピートして聴いています。
この2曲だけで、本作は BEST3 に入ってしまいました。
なお、
DISC2のカバー集も Rainbow、Queen、Iron Maiden などのカバーで、聴き応えがあります。
DISC3はDISC1のインストですが、ボーカルはあったほうがいいと思うので、特に感想はないのですがこのサービス精神は好感が持てます。
この順位は妥当でしょう。

Dream Theater/Black Clouds & Silver Linings (Ltd)
Dream Theater/Black Clouds & Silver Linings (Ltd)
第1位は2つ存在します。
いろいろ考えたのですが、この2枚に順位をつけろというのは無理です。
全く捨て曲なしの世界的名盤。
第1位
「7th Train Of Thought」
メタルファンなら反応することでしょう。
円熟したメンバーそれぞれの神業テクニックが融合して大炸裂しています。
こんなに激しいのに、そしてヘビーなのに音が融合してバトルにならないところが凄いです。
アルバム全体に捨て曲が全く存在しません。
音楽によるカオス空間の再現。
到達点。
そして、究極の美をみました。
音を極めるとここまで高みに到達することが出来るのですね。
このアルバムは 至高の歴史的名盤 です。

Dream Theater/Train Of Thought
Dream Theater/Train Of Thought
このアルバムをメインにした ドリームシアターの武道館ライブDVD が
「Live At Budokan」
このDVDの映像 「This Dying Soul」 は見る価値大です。
超絶テクニックの応酬が映像でみることができます。
ドリームシアターファンならずとも悶絶必死。

Dream Theater/Live At Budokan
Dream Theater/Live At Budokan
第1位
「5th メトロポリス・パート2」
名曲無き世界的名盤。
アルバム全ての曲が、歌詞、メロディーライン、演奏テクニックを融合して高レベルで存在します。
アルバムは最初から全てを通して聴きましょう。
私はコンセプトアルバムで、 「メトロポリス・パート2」 を越える存在を知りません。
このアルバム、そして 「The Dance Of Eternity」 に出会わなかったら、私はここまで ドリームシアター に注目することはなかったです。
数回聴いただけでは、この「メトロポリス・パート2」の良さは分からないでしょう。
歌詞の意味もこのCDだけでは分かりません。
このアルバムの真の意味はDVD
「メトロポリス2000」
で解明されます。
DVD 「メトロポリス2000」 とあわせての第1位。

Dream Theater/Metropolis 2000: Scenes From New York
ドリームシアターライブDVD 「メトロポリス2000」 レビュー
全体的に振り返ってみると、ライブ映像等とのコラボレートが抜群の作品が上位に来ています。
とくに、本作品 「Metropolis Part 2: Scenes From A Memory」 のマルチ展開はコンセプトアルバムとして傑作です。
作品に対するこだわりがたまらないです。

Dream Theater/Metropolis Part 2: Scenes From A Memory
Dream Theater/Metropolis Part 2: Scenes From A Memory
ドリームシアター この一曲
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